
たった1日で猿たちがもたらした襲撃の惨状に、心は深く打ちひしがれました。ハウス内は、“味香デコ” が無残にも食い散らかされ、その残骸が地面一面を覆い尽くす光景は、あまりにも酷く、胸が締め付けられるような思いでした。シートも至る所で引き破られた様を見るにつけ、人間の無力さをこれほど痛感する瞬間はなく、目の前の破壊された現実が重くのしかかりました。
翌日、急なお願いにもかかわらず駆けつけてくださった4名の方々と共に、これ以上の被害を食い止める為、予定よりも1ヶ月早いでしたが収穫作業を行いました。数日放置すれば全滅することがハッキリしたからです。
しかし、その収獲当日の状況は想像を超えるものでした。5名で作業を進める最中、わずか2棟隣で再び猿たちの襲撃が始まったのです。猿たちは人間の存在すら意に介さず、恐れることなく破壊行為を続けました。支柱を叩き、大声を上げても、まるで効果はありませんでした。
そこで軽トラックのライトやフラッシャーを点滅させ、ホーンを鳴らしつつエンジンを空ぶかしをすると、猿たちが裏山の斜面へと逃げる状況を目撃した瞬間、目を疑うような恐怖が襲ってきました。一面を覆い尽くす猿の大群で雑草すら見えなくなるほど様は、100匹を優に超える数の猿たちが雪崩逃げる光景で、まさに威圧的で、ただただ恐ろしさしか湧いてきませんでした。
動画で記録できなかったことが悔やまれますが、この恐怖と無力感が示すのは、来年このハウスで栽培を継続することがどれほど厳しいかという現実です。収穫への希望を問い直した結果、ハウスそのものを放棄する以外の選択肢が見つからない――その絶望的な結論が胸を締め付けます。
でも何とか防御方法を見つけて対策を立てます。猿大群との真正面対決の始まりです。
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