栽培メンテナンス色々

今年は早めになりますが、例年通りに農薬検査に出しました。特に今年は検査項目がこれまでで最高の373品種での検査です。 ちょっと怖い気持ちが過りましたが、一方では自信もありましたので検査に出しました。
裂果
落果と裂果は毎年の恒例行事です。これの多少が、メンテナンス全般における是非の評価になると考えております。 2年前の裂果状況は、鮮烈でしたし初めての経験でした。その様はまるでミカンの絨毯で、一面が落果裂果で落ちた “味香みかん” で埋め尽くされておりました。個数カウント推量で1,500kg以上にも相当したときは、冷や汗がタラリタラリでした。その年は早めのソウルドアウトで、皆さまには大変にご迷惑をおかけしてすみませんでした。

雑草抜き作業
一面が雑草の絨毯状態です。 除草剤を使わないから、当たり前です。このままでも良いのですが、雑草と共生するためには、先ずこれらを抜く作業をしなければなりません。恵味香 megumika園での最大最強の手強い作業になりますが、逃れる訳にも行きません。 

順調に肥大化が進んでおります。
例年、肥大計測のルーティングをしておりますが、今年は成長が早めに感じます。例年よりも肥大化率が高めです。 

アザミウマ類(スリップス)大発生
今年は例年では考えられないほどに、アザミウマ類(通称 スリップス)が大繁殖した。それは薬を掛けても死んでいるのか新たに発生したのかがわからないほどに、スイカやメロンの花に何十匹もうごめいているのです。

線状降水帯
この度の線状降水帯通過にともない、多くの皆様からご心配とご連絡を頂きました。少しの幸運により、直接の災害は免れました。ご心配を頂き本当にありがとうございます。 7/3に線状降水帯が発生し、7/9に2度めが発生しました、その傷跡は唐津市浜玉町でも顕著に現れ、あちこちで土石流が発生し、被害者が出てしまいました。近くのネギハウスは倒されて、泥水を被って汚れ、全滅のところもあります。 恵味香 megumika園のハウスは、浸水を免れましたが、その隣のミカンハウスは水浸しになっていました。ハウスの高低差30cmの僅かの差が、幸いしました。線状降水帯が、後1~2時間続けば、灌水は免れなかったと思えます。移住して9年目になりますが、これほどの経験は初めてのことです。近年の地震・台風等の地球規模の災害は間違いなく大きくなり、常態化しているという実感があります。 自然を恵みとして営む以上、抵抗すらできない中、今後もこれらの試練を受け入れるしか無いと思います。 今回のこれらは天災と考えますが、山裾や低地に住み、農業を営むことは、地球規模で見れば人災になるのでしょうか!?

ハウスのシートの張り替えをしました
2015年に、自分の手で“味香みかん”を栽培するために、唐津に移住してから8年目になります。2020年の台風でシートは破損をしましたが小さかった為、そのまま使用していました。が、2021年はその破れが拡大してしまったことで、シートの張り替えは余儀なくなり今年決行を決断しました。 台風時期を避けることから、10月と決めておりました。予定日とした10/16(日)は、近隣の方が休日ということでお手伝いが戴けるということでした。が、2日前の天気予報では雨ということで延期期間がつかめないような予報でした。でも迷いは当日になるまで決めないということで臨めば、無風の快晴で暑いぐらいで最高のシート張り替え日となりました。